インバスケットとは?そしてそのメリットとは?
インバスケットとは何か
インバスケットとは、会社の役職者の机に置いてある未処理の書類を収める箱のことをいいます。
逆に処理済の書類を収める箱のことをアウトバスケットといいます。
これが由来になっているのがインバスケットゲームと呼ばれるもので、未処理箱を利用したケーススタディの演習を行うのがインバスケットゲームの概要です。
インバスケットでは、あらかじめ決められた制限時間の中で、課長とか部長といった立場を決められて、その職位に応じた意思決定をしていくロールプレイングゲームとなります。
一般的には未処理意思決定案件は20件程度設定され、それをどのように処理していくかが受講者に委ねられることになるのです。
それぞれの案件の情報分析を行い、重要性や緊急性の視点からプライオリティをつけ、何を先になすべきか、何をなさざるべきかの意思決定を行っていくことになるのです。
また管理職として、自分ですべてをやるのではなく、関係者である上司や部下に依頼や指示することお含めて処理を行っていくことになる、なかなか知的なトレーニングということになります。
もともとインバスケットで設定される役職にはその置かれている状況というものが設定されていますのでそれを十分に理解することが重要となります。
この研修は多くの企業で取り入れられています。
インバスケットの使われ方
インバスケットは主に、昇格試験やマネジメントのトレーニングなどに用いられています。
インバスケットゲームにおいては、受講者が与えられた案件にたいして、重要度の高いもの案件から先に選択しているか、役職にあった対応方法を選択しているかなどが評価されます。
回答方法は自由記述となるためはっきりとした正解はなく、与えられたテーマに沿って実行できているかという部分で評価されます。
また、回答を導くまでにどのようなプロセスを辿っているか等を見て判断されます。
そのため、普段から良いマネジメントとはどういうものかを意識していなければテーマに沿った回答を導くことは難しいです。
会社によって昇格試験に取り入れているかは異なりますが、もし自分の会社が昇格試験にインバスケットゲームを取り入れているようであれば、管理職を目指す人は普段からマネジメントを学んでおくことが必要でしょう。
また、インバスケットゲームでは架空ではありますが、多数の案件を役職になりきって処理することで、案件にたいしてどのように対処するのかのトレーニングにもつながります。実際の職場とは異なりますが、マネジメントの練習として効果があります。
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